炭酸カルシウムとは
炭酸カルシウム(CaCO3)は、自然界においては石灰石・大理石・白亜などとして産出されています。
石灰石はおもに有孔虫類・サンゴ類・石灰藻類などの殻や骨格、あるいは海の中で無機的にカルシウムイオンと二酸化炭素が結合したものが海底に堆積し、やがて硬い岩石となって地上に隆起したものです。
これらの石灰石を、粉砕または化学反応によって生成する炭酸カルシウムは、安全性が高く資源的にも豊富なのが特長。
化学製品・農業・食品・医薬品など、世界中の人々の暮らしに密着し、幅広い分野で活用されています。
製品では、主にタイヤなどのゴム製品や充填剤の添加剤、チョーク、窯業、農業、製紙、医薬品などの錠剤(制酸剤)などに用いられています。
また、研磨作用を利用して消しゴムや練り歯磨き、食品の改質の目的や食品どうしの固着を防ぐ目的で食品添加物として使用されており、私たちの身の回りの生活には欠かせない工業資源の一つとなっています。
組合の歴史
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組合設立 |
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JISK6223ゴム用炭酸カルシウム(1種)制定 |
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中小企業近代化促進法指定業種(生産設備の近代化実施) |
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軽質炭酸カルシウム製造設備耐用年数8年に短縮される |
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4分科会発足(流通、労務、原材料、作業環境) |
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活路開拓調査指導事業実施 |
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分科会を集約再編(流通、品質管理、エネルギー) |
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JPCS(組合試験方法制定) |
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分科会を集約、改称(流通改善対策、生産改善対策) |
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製造物責任法施行に伴い、軽質炭酸カルシウム 『取扱表示』モデル作成 |
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膠質品を組合の正規取扱品目とする |
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JPCS(組合試験方法制定)改定および追加 コロイド状炭酸カルシウム試験方法規格制定 |
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組合50年史編纂および発行 |